私が、現在も尚使用している電源ユニットであるCorsair(以下:コルセア)の『CX600M』。前回の記事でも説明しておりますが、3年も経っていますが現在も現役で動いております。電源ユニット選びは、PCを使う上で非常に重要であり、コルセアの電源ユニットは様々ユーザー層で使われ、高い評価を得ております。実際、価格.comやAmazonの評価/売れ筋ランキングでも上位に幾つか入っています。
売れ筋ランキング入りメーカー総合数(2017.020.25時点) | |||
価格.com | Amazon | ||
玄人志向 | 10 | 玄人志向 | 16 |
Corsair | 7 | Corsair | 6 |
Seasonic | 4 | オウルテック | 3 |
クーラーマスター | 3 | SILVERSTONE | 2 |
ANTEC | 2 | ANTEC | 2 |
サイズ | 2 | KEINA | 2 |
FSP | 1 | HEC | 1 |
KEINA | 1 | ||
SILVERSTONE | 1 | ||
Thermaltake | 1 |
*Amazonは100位までありますが、価格.comが32位までの為、
Amazonも32位(ノートPCアダプターを除く)までの計算となります
本記事では、そんなコルセアのCX600Mを3年間付き合ってきた使用感や感想を述べていきたいと考えています。
〇Corsair(コルセア)とは
先ず、電源ユニットの説明の前に、そもそもコルセアはどういうメーカーなのか?という疑問を解消する為少し調べてみたところ、アメリカ合衆国に本社を置くPC周辺機器製造メーカーであり、2002年以降に多数のPC周辺機器を販売しているそうです。日本では、株式会社リンクスインターナショナルが代理店として販売をしている模様です。
〇電源ユニットの種類の違い
コルセアの電源ユニットはOEM製造品、所謂『委託製造』となっている為、シリーズにより80PLUS(電力が何%出力時の電源供給率が80%以上の基準を満たしている認証)の取得基準、保証期間に違いがあります。今回は、現在使用しているCXMシリーズを主に紹介します。
尚、紹介する前に、現在私が使用している電源ユニットであるCM600M及び、CX500M、CX430Mは製造終了となっております。
〇Corsair CX600Mに関しての長所・良い所
1)80PLUS BRONZE認証
CXシリーズは、80PLUSのブロンズ認証を取得しており、80~85%の電力変換率が可能となっています。600Wの場合は480W以上の電源変換効率が可能となっています。
2)静音であり比較的コンパクト
PCの負担状況に応じて、電源ファンの回転数を制御するシステムと静音ファンとが搭載されており、低回転でもそれなりの冷風しつつ、音を抑えているのが特徴の一つと考えております。また、奥行き140mm、高さ86mmと比較的コンパクトであるのも、PCケース内の空間に余裕を持たせることが出来ると考えています。
3)フラットタイプのセミモジュラーケーブル
各パーツにはめ込む為のケーブルが比較的柔らい為、ある程度曲げた状態での固定が可能であり、工夫する事で収納スペースに余裕を作る事が可能と考えております。
〇Corsair CX600Mに関しての短所・気になってきた点
1)負担を掛けた際のファンの音
今まで使ってきた電源ユニットに比べれば、かなり静音な方ではあります。しかしながら、気になる人は気になってしまうのではないかという音が、稀に出てきます。
2)暑寒にはそこまで強くない。
どのパーツにも言える事ですが、夏場の28度以上の状態で使用する場合は、電源ユニットのファンだけでは冷えるどころか熱くなってしまい、ケース内が熱くなってしまいます。また、寒すぎる場合は、起動時にファンから異音が発生する場合があります。
〇3年使っての現状
上記の解説もありますが、負荷をかけてもファンの回転が上がり、音が気になるということはありません。機械の為、当たりはずれはあるかと思われますが、基本的には評判通りの性能を発揮しています。種類によって異なるが、保証期間が長いのも特徴でもあると考えられます。
〇現在のCorsair
現在私が使っているCX600Mは開発を行っていないが、CXMシリーズは450、550、650を開発販売している。また、コルセアはデバイスを追加なしでパスワードPINコード入力が使え、不正アクセス防止を搭載したUSBメモリ「Padlock3」、マウスの側面(親指部分)に12個のボタンを搭載しており、MMO等に特化した「SCIMITAR PRO RGB」。それ以外にもキーボードやPCケースと多種多彩に販売しています。その製品の多くは上位に入っている為、交換するなり買い替えする際は検討するのもよいかもしれません。また、最近発売されているPCパーツは省エネ志向になっており、組み合わせによっては450Wでも十分な電力供給が可能ともいえます。